まず結論から

人生ナンバーワンのマンガだ。2000冊以上読んできた中で、これを超える読書体験にまだ出会っていない。

読み始めたら止まれなかった。明日起きられなくなるとわかっていても、ページをめくる手が止まらない。寝なきゃいけないのに寝られない。あんな「止めたくても止められない」体験をしたのは、後にも先にもデスノートだけだ。結局翌日はばっちり睡魔に襲われた。でも後悔は全くしていない。

設定はシンプルだ。名前を書いたら人が死ぬノートを手に入れた高校生と、それを追う天才探偵。ただそれだけ。でもそのシンプルな構造の中で、これだけ複雑な心理戦を展開できるのが驚異的だと思っている。

ストーリーについて

夜神月がデスノートを拾うところから物語は始まる。正義感が強く、頭もいい。その月が「世界を正す」という名目で人を裁き始めるところから、もう目が離せない。

対するLの登場で物語は一気に加速する。どちらが正しいかわからない、でもどちらからも目が離せない。この状態を維持しながら12巻走り切ったのはすごい。伏線の張り方と回収のタイミングが計算されていて、読んでいる間ずっと「次どうなる」という気持ちが途切れなかった。

全12巻という長さも絶妙だと思う。テンポが緩む箇所がほとんどない。

キャラクターについて

月もLも、どちらも正しくてどちらも間違っている。この二項対立の設計が本当によくできている。月を「悪」として描くのは簡単だが、そうしていない。月に共感できる部分を残しながら、でも明らかに歪んでいる。その匙加減が絶妙だ。

Lはキャラとしての引力が異常だ。あの座り方、甘いものへの執着、独特の話し方。キャラクターとしての「記憶への刻まれ方」が尋常じゃない。読み終わってしばらく経っても、Lのことを思い出す。

脇を固めるキャラクターも薄くない。弥海砂はただのヒロインとして描かれていないし、ワタリやメロ・ニアもそれぞれ印象を残す。

絵・演出について

小畑健の絵の話は避けて通れない。とにかく表情の演技力が異常だ。月がドヤ顔をするシーン、Lが考え込むシーン、それぞれの感情が絵から直接伝わってくる。

コマ割りも巧みで、緊張感のある場面での時間の引き延ばし方がうまい。台詞なしで心理描写ができている。絵と原作の相性がここまではまっている作品も珍しいと思う。

気になった点

正直に書いておくと、後半は前半ほどの夢中感はなかった。Lとの心理戦で積み上げた熱量がどうしても基準になってしまって、そこからのめり込み度合いが落ちたのは事実だ。

ただ、それを差し引いても最後までめちゃくちゃ面白かった。前半が伝説級だったから相対的にそう感じるだけで、後半も普通のマンガの基準で見れば十分すぎるくらい良い。自分の中で「人生ナンバーワン」という評価は微塵も揺らがなかった。

Verdict
総評 — デスノートを読むべきか
こんな人におすすめ
  • 頭脳戦・心理戦のマンガが好きな人
  • 一気読みできるまとまった時間がある人
  • 少ない巻数でどっぷり浸かりたい人
  • アニメ・実写は観たけど原作未読の人
こんな人には向かないかも
  • 後半も前半と同じテンションを期待する人
  • 勧善懲悪のすっきりした話が好きな人
人生No.1

2000冊以上読んできた中で、自分にとっての人生ナンバーワンがこれだ。「明日のことを忘れて一気読みしてしまった」というあの体験を、これ以降まだ塗り替えられていない。月とLの心理戦は、マンガという媒体で読む快感がある。全12巻と短いので、まとまった時間を確保してから読み始めた方がいい——本当に寝られなくなる。

Editorial Pick
「デスノート」を読むなら — ryahのおすすめ購入先
※ アフィリエイトリンクを含みます
ebookjapan

初回購入で70%オフクーポンが使えることが多い。電子書籍で一気読みするなら、コスパは現状最強。Yahoo!アカウントがあれば迷わずここ。

ebookjapanで見る →
Amazon / Kindle

Kindle Unlimitedや電子セールが頻繁。Prime会員ならポイント還元も。紙でまとめ買いしたいときも最速。

Amazonで見る →
楽天ブックス

楽天ポイントを貯めている人向け。SPU倍率の高い時期を狙えば実質安くなる。紙派・ポイ活派に。

楽天で見る →